プライド鬼高よいちょ丸
私の近い親戚の男の子についての相談です。
彼は学生時代、演劇のレベルがとても高い学校に通っていて、在学中は常に主役級のポジションを任され、歌も踊りもできて後輩からも先生からも一目置かれていた存在だったようです。
卒業後はプロの俳優として活動すべく、知り合いの紹介でそこそこ大きな事務所にも所属でき、いいスタートをきったのですが…
興味のないジャンルのオーディションばかり受けさせられられたり、セリフのないアンサンブルの仕事をまわされたりするようで、「めんどくさい」「だるい」とよく口にするようになりました。
前に話を聞いたときは「他の奴はめっちゃ気合い入ってるのに、やる気のない自分ばっか受かる。そういう奴がやればいいのに。」と愚痴をこぼしていました。
最近ではやりたくないオーディションは蹴っているらしく、コロナの影響もあるのか仕事も減り、現在ではほとんど家に引きこもっているようで、家族や親戚もすごく心配しています。
彼はどうしたらいいのか…私たちもどうすればいいのかわかりません。
ミクさんも元々役者さんとして活動されていたようなので、何か助言をいただければと思い相談しました🙇
（本当は学校名とか作品名とかも詳しく聞いたんだけど、個人情報になるのでここでは割愛して私が内容をまとめやしたーーーーー）
ご家族！！！！！！！！
本人ではなく、まさかのGO☆KA☆ZO☆KUから！！！！
本人からだったら迷わず、生意気言ってんじゃないわよ！！！と素っ裸にして首輪つけて代々木公園を散歩しながら芸能界での心得を教授してやるのに！！(最低)
ご家族目線となると、言うこともまた変わってきますねえへへへ
まず彼は今、挫折なうです😇
口では「だるい」とか「やりたい仕事の話がこない」とか言ってるでしょうが、シンプルに挫折なうです。
私には彼の気持ちが手に取るようにわかるので、いっちょご解説差し上げましょう。そうしましょう。なぜなら私も似たような節があったからでございます。
まず彼は学生時代の評価がめちゃくちゃ高かったので、「あれ？もしかして俺って特別なんじゃね？？？才能の塊なんじゃね？？？？」と思うようになりました。
実際きっと能力も高いと思うし、自信があることはとってもイイコトなのですが、元々劣等感が高かったのか、はたまた周りに「すごいすごい」とチヤホヤされて優越感や特別感の気持ちよさを知ってしまったからか、プライド鬼高よいちょ丸になってしまいました。
卒業してからはプロとしてどんどん仕事をこなして、実力派俳優としてガンガン活躍できるに違ぇねえ！！！と勢いよく飛び出したの束の間、すぐに思い知ることになります。
自分は芸能界ではまだペーペーもペーペーだと。
評価どころか、全然見向きもしてもらえない立場なんだと。
どれだけ学校でレベルの高いことを学んできても、所詮は学生演劇。自分の実績にはならない。守られた空間で、勉強させてもらえたという事実だけ。
あと芸能界は実力があれば売れるわけではない。という残酷な現実。（笑）
実力があるのはもちろん大事なんだけど、その実力を発揮する場を得るためには様々なプロセスを踏まないといけなかったりするのだ。
でも彼は学生時代の優越感を忘れられないし、自分は特別だと思っているプライド鬼高よいちょ丸なので、その現実を受け入れられません。
・なんで俺がこんなチョイ役なんかやらなきゃいけないんだよ！
・なんで俺よりも下手くそな奴がメインキャストやってるんだよ！
・こんなレベルの低いオーディションに本気になってバカじゃねぇの？
・俺はお前らとは違うんだよ！！！！
と、全方位を見下しながら、まだ「特別だ」と思いたい自分と、全然特別扱いしてくれない現実とのギャップに彼は悩んでいます。
なので、人に話すときは「やる気ないのに受かってだるい」「興味ないオーディションは蹴ってるから仕事ない」と、"自分はすごいアピール"をしたり、あくまで事務所が悪いというていで自分の自尊心をゴリゴリに守ってる。
つまりこれは、彼なりの挫折です。
ショボイ自分を認めたくないし、周りにショボイ奴だと思われたくないから、口では強気なこと言ったり、周りのせいにして言い訳したりするけど、彼なりに傷ついてる。
で！！！！！！この時に周りが心配してアレコレ口を出すのは悪手だろアリンコです。
彼は挫折しているけれど、それを受け入れられない状態なので。
ここで周りから心配されると、ますます惨めに感じて立ち直るまでに長引きます。
周りがやるのはただひとつ！
その人の能力を信じて、自分で立ち上がるまで待っててあげること。
まっっっそういう時期もあるよねーーーー。くらいのスタンスで接すること。
彼のようなプライド鬼高よいちょ丸タイプは、
気付くまではちょいと時間かかるけど、気づいてからはみるみる世界が加速して変わるタイプです。なぜなら元々の能力が高いから。
ちなみに、そんなタイプの人生が180度変わるコツは、、、
自分がダサいと思ってやってこなかったことをやる。ですね😋😋😋
そんなのかっこ悪いじゃん！！！！！って思ってたことをやると、笑えるくらいうまくいき始めます🤣🤣🤣（笑）
ただこれがなかなかできない！！！ｗｗなぜならプライド鬼高よいちょ丸だから！！！ｗｗｗｗ
とにもかくにも、まずは自分のなかでバカにしてたことや、ダサいと見下してたことの見方を改めることが大切なのだ(´◉◞౪◟◉)
どれだけ実力があっても、勝手に売れるわけではなく。
仕事を運んでくれるのは「人間」だし、お金をくれるのも「人間」なので。
応援したくなる「人間」でいることがなにより大事だったりするんだよね🤤
それと、もちろん俳優として成功したいと頑張るのもいいことだけど！！
役者として学んだことって、役者でしか活かせないわけじゃないからね😁
本人にとって何が一番幸せなのか、周りが勝手に決めないことも大切ぞ☆
ファイトだ青年✊！！！！！
↓↓押してくれると喜ぶぞ♡
SNSにて『私がニキビ患者をやめるまで』先行配信中！！！
『私がニキビ患者をやめるまで』描いてみようと思うます。
— Miku Sawada (@mixooon_396) 2021年6月1日
曖昧な部分は当時書いてた記録ブログを読み返しながら書いてます。
7年分くらいの歴史がゆえ、細かい所は端折りながらポイント抑えて書いてく。
やりながら慣らすので遅筆ですが、ﾖｶｯﾀﾗ見てﾈ
続いたら褒めてください。#大人ニキビ pic.twitter.com/S7vd8Hug8q
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