新春～黒歴史を添えて～
大晦日に頼んでおいた加湿器が届いたので、そりゃもうウキウキで稼働させて寝たのですが。
旦那の「ウワァ！」という声で飛び起きてみたら、部屋がまるで樹海のように霧で真っ白になってて軽くパニックになった元旦の朝でした。
明けましておめでとうございます。
布団や毛布も、びしょびしょでした。
今年も良い１年になりそうです。
昨年はねずみ年だったので、うちのハムちゃんを推してのご挨拶をしたのですが。
今年はどうやら丑年だそうで・・・
うし・・・うし・・・何か牛に関連するもの持ってたかな・・・？と記憶を掘り返していたら、そういえば。と思いだしたことがあります。
それはちょうど今から10年前、ハタチそこそこくらいの頃だったでしょうか。
当時のマネージャーさんから、謎のオーディション番組の会場に連れていかれ。
「とりあえず、なんか面白い子を発掘する感じのやつらしいから」と、なんの説明にもならない説明を受けて、一発芸みたいなのを用意するように言われました。
え・・・なにそれ・・・結局なんのオーディションなの・・・？と不安な気持ちを抱えながらも、大した芸も持っていない私は、とりあえず何か用意しなきゃ！！と、慌てて後輩に連絡して、昔舞台で使用した牛の衣装を借りて挑んだのです。
なぜ牛のコスプレをしたのかももう覚えていません。
ただそのときは、牛の格好をするしかない！と思ったのです。実に恐ろしい。
会場に到着すると、私は驚きました。
周りはみんなグラビアアイドルだったからです。
みんな揃って衣装は水着。
それぞれ、審査員がニヤッとしそうなちょいエロの可愛い一発芸を披露していました。
そんななか、私は1人牛の格好をして待機しています。
あのときほど、「もう落ちていいから帰らせてほしい」と願ったことはありません。
しかし非情にも、順番はまわってきてしまいました。
ザワつく審査員、ザワつく私の心。
とにかく何かやるしかない、と拳を握りしめ、意を決して私は声をあげます。
「ゴリラの真似をします」
パニックです。私だけではありません。審査員もさぞかしパニックだったでしょう。
なんせ、牛の格好をして行う一発芸が「ゴリラの真似」なんですから。
せめて牛の真似にするか、ゴリラの格好をしろよ、と誰もが心のなかでツッコんだことと思います。私だって自分でそう思いました。
でも発言したからには、やりきるしかありません。
私はその日、牛の格好をしながら無我夢中でゴリラの真似をしました。
あれから10年。
未だにあのオーデション番組はなんだったのか、真相はわかっていません。
受かったのか、落ちたのか、どこで放送される予定のものだったのか。
芸能界は時に、あやふやで不思議なことが起こるのだと、そのとき知りました。
なんとか現代のネットの力を使って、真相を解明したいと思ったこともありました。
でも当時パニック状態だった私の記憶は、先ほどの恐ろしい記憶の他に、スクール水着を着た女の子が三転倒立して股間を広げ「エベレスト！」と声をあげていた記憶しかないんです。（あれには勝てないと本能で察しました）
2021年丑年、そんな私からの年賀状をみなさまにお送りします。
黒歴史、見つけました。
探したのは私ですが、正直見つけたくはありませんでした。
制作者のみなさま、どうかこの動画を削除してもらえないだろうか。
そして動画を改めて見て、私は思いました。
結局、なんのオーディションだったのかわからねぇ。と。
（私が紹介されてる箇所のムービーテロップが「愛くるしい自己PR」なの笑う）
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みなさまの笑顔が溢れる１年になりますように。
きっと今回の記事で、読者さん減るだろうなあ・・・。（笑）
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