カラフルに生きよう

知識より体の声を。情報より心の声を。自分の色を思い出し、人生の解像度をあげるためのブログ。

パーフェクト・レボリューション

おとといの深夜、この映画の存在を知って、その時めっちゃ「これは見に行きたい!!」と思い、次の日早速行ってきました。

 

パーフェクト・レボリューション

なのに、翌日寝坊してしまい(笑)間に合うか間に合わないがギリッギリでした。もう明日でもいっか…って思ったんだけど、でもどーーしても今日見たくてダッシュで用意!結果、席についた瞬間本編が始まるタイミングでなんとか見ることができました。w

 身体障がい者の「クマピー」と、人格障害を持っている風俗嬢「ミツ」のお話です。

この映画、実話を元に作成されていて、ミツのモデルになっているのが「子宮委員長はる」ちゃんという人。名前にインパクトがありすぎて、一回聞いたら忘れられないです(笑)

 

はるちゃんの出している本を、結構前に一度読んだことがあるんだけど…

 

ぶっちゃけ、全然理解できなかったの。

 

なんていうか、あまりにも過激すぎて、当時の私には刺激が強すぎて(笑)

最後まで読んではみたものの、これを「わかるわかる」って思ったら、ヤバイんじゃないか!?くらいに思ってた。w

 

それ以来、私の意識の中に彼女は存在しなくなったのだけど、この映画を知ったときにすごくときめいて、「絶対私に届くメッセージがある!」って思ったの。前までだったら、人のことを「好き」か「嫌い」かで判断していたけど、最近はその人の持っているものが自分と違えば違うほど面白いと思うようになりました。だから、あまりにも理解できなさすぎて「めっちゃ面白そう!」って思っちゃったんだよねww

 

で、結果どうだったかというと…

5回泣きました。(笑)

いや、ここ泣くとこじゃないだろ!!って自分で自分にツッコミつつ、なんだかわからないけどずっと泣いてるのwwそれだけ、作品に込められてるエネルギーがすっごくて。昔役者をやっていたときは、つい作品を斜に構えて見る癖みたいなのがあったけど、もうそんなの全く考えずにただただ目の前のスクリーンに夢中になってました。

こんなこと書くと、さぞかし「良い映画」なんだろうな~とか思うでしょ?

 

めっちゃぶっ飛んでるから(笑)

 

「泣ける」とか「感動」とかそういうの飛び越えて、「生き方」について何か考えたくなるような。セリフも表現も過激なんだけど、でもめちゃくちゃ純粋な愛の話でした。

 

じゃあ「はるちゃん」について理解できたかって言われたら、やっぱり理解はできなかった。理解はできなかったけど、こんな生き方もアリなんだ、って受け入れることができました

 

「社会のルール」とか「自分についての問題」とか、全部受け止めた上で、でも私はこう生きたいから!って精一杯「私」で居続けて、革命を起こし始める。

 

映画を見ながら、改めて思ったこと。

 

「制限」は「制限」しか生まないなあって。

 

それはダメだよ。こうするべきだよ。我慢しなさい。

そんな言葉をかけられた人は、「そうか、我慢すべきなんだ」と思って、また別の人に制限を伝染させるんですよね。

 

だって、私も我慢してるんだから。って。

 

反対に、「許し」は「許し」を生む。

そう考える自分を許し、そう考えるあなたを許す。だって「思考」も「行動」も本来絶対的な「自由」からできているはずだから。〇〇だからダメ、〇〇だから良い、なんてものは最初からないんだよ。

 

私は「はるちゃん」のことを理解はできないけど、「はるちゃん」にあって「私」にないものはきっと私にとって面白いエッセンスになると思うし、「はるちゃん」になくて「私」にあるものはめちゃくちゃ大事にしたいと思う。 

 

この映画を見終わった後に頭に浮かんだことは

私は私のやり方でこの革命に乗っかろう。

という言葉でした。

 

きっとそんな風に思う人たくさんいるんじゃないかな。

はるちゃんが一人で始めた「革命」が、こうしていろんな人に伝染していって、だんだん大きくなっていく気がしてます。やり方は人それぞれ、大きいことから小さいことまで何でもあると思うけどね。

 

「私」は「私」のままでいいんだ。

というのが、私がこの映画から受け取ったメッセージです。

 

すごくワクワクする映画でした!観て良かった~!